河合法は新しい製品が作られた際、その製品の顕微鏡下の一次刺激性を判定し、その刺激性を質と量に分け、指数採点してコントロールの成績と比較し、その成績より皮膚炎様クレームを統計的に類推して、皮膚炎様クレーム(弱刺激蓄積性皮膚炎及びアレルギー性皮膚炎)を起こす可能性があるか否かを、予め検査し、消費者の保護を目的として行う方法です。
試験工程 | 予備テスト | 肉眼判定 | 顕微鏡判定 |
---|---|---|---|
被験者数 | 5名以上 | 20名 | 20名 |
試験方法 | 閉塞法 | 半開放法 | 半開放法 |
貼付時間 | 24時間 | 24時間 | 24時間 |
判定方法 | 肉眼判定 | 肉眼判定 | 顕微鏡判定 |
予備テストは各会員会社に於て実施していただきますが、
予備テストも依頼される場合は、ご連絡下さい。
詳細は日皮協ジャーナル第27号をご参照下さい。 定価1部 \2,000-
(ジャーナルのバックNo.をご希望の場合は事務局までご連絡下さい。)
判定結果 | 調査件数 | 市販件数 | クレーム無 | クレーム有 |
---|---|---|---|---|
陰 性・準陰性 | 231 | 231 | 225 (231) | 6 (0) |
陽 性 | ? | ? | ? | 16 |
( )内は、クレーム内容について検定品との関係について再調査後の件数
判定結果 | 調査件数 | 市販件数 | 市販化率% | クレーム無 | クレーム有 |
---|---|---|---|---|---|
陰 性・準陰性 | 921 | 629 | 68.3 | 557(591) | 52(38) |
準陽性・陽 性 | 406 | 145 | 35.7 | 126(126) | 19 (19) |
合 計 | 1,327 | 774 | 58.3 | 703(717) | 71(57) |
( )内は、クレーム内容について検定品との関係について再調査後の件数
判定結果 | 調査件数 | 市販件数 | クレーム無 | クレーム有 | クレーム有無不明 |
---|---|---|---|---|---|
陰 性・準陰性 | 1,117 | 672 | 614 (648) | 51(17) | 7 |
準陽性・陽 性 | 352 | 169 | 120(137) | 36(19) | 13 |
( )内は、クレーム内容について検定品との関係について再調査後の件数
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市販中の商品によって、皮膚炎様クレームが発生した時、その原因がアレルギー性反応であるか否かを確認する方法です。疑わしい商品を使用した特定のボランティア(被験者)について実証主義的に検査する方法です。
[試験方法]
1) 被験者数 :40名
2) 貼付部位 :背部又は上腕内側部
3) 貼付時間 :24時間
4) 判定方法
:試料除去1時間及び24時間後の肉眼判定
上記の試験依頼は日本産業皮膚衛生協会へお申し込み下さい。
この試験は商品の市販後、消費者が使用した場合、有用であるか、逆に皮膚障害がでるか、実際の使用条件に基づいて試験する方法です。
〔試験方法〕
1) 被験者数 :5名以上
2) 塗布(着用)部位:実際の使用法に基づいて使用(着用)
3) 試験期間:4週間
4) 判定方法 :目視判定(写真撮影)・水分量・水分蒸散量・レプリカ・D-スカムなど
〔試験方法〕
1) 被験者数 :5名
2) 浸漬部位 : 前腕内側部
3) 試験期間:20分貼付を1日に4回繰り返す。5日間連続
4) 判定方法:目視判定(写真撮影)・水分量・水分蒸散量