日皮協では会員から提出された試料について、下記の方法でヒトパッチテストを実施し、製品や原料の安全性を評価し、また行政への提出書類を作成しています。
→料金などに関してはこちらのpdfをご参照ください。
試験のお申し込みは、日皮協維持会員の企業様しか申込できません。下記の試験申込フォームよりお願いいたします。本申込フォーム送信後のキャンセルにはキャンセル料が発生いたしますので、ご注意ください。また、試験のご依頼の際には本申込とは別に、試験品毎に「依頼書」が必要となります。
河合法は、消費者の保護のために、被験物を日常の使用条件に最も近い半開放法テストを実施し、蒸発物は自然のまま蒸発するようにして実施します。判定は被験物の顕微鏡下での表皮の刺激性を質と量に分けて指数採点し、コントロールの成績比較により皮膚炎様クレームの起こる可能性を統計的に予測します。
※印刷の際は、A3でプリントアウトをお願いいたします。
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ある製品によって皮膚炎様クレームが発生した時、その原因がアレルギー性反応であるか刺激性反応であるかを確認する方法で、疑わしい製品を特定の被験者に使用して実証主義的に検査する方法です。アレルギー性反応を見るには良い方法ですが、日用品のようなマイルドな刺激反応を見るには問題があります。
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※印刷の際は、A3でプリントアウトをお願いいたします。
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全例同一日に試験実施
結果は全てカラー写真付。
被験者 20名・24時間貼布 500,000円 70,000円/追加1件毎
※上記試験は全て皮膚専門医が責任を持って管理・実施しています。
日本香粧品学会の抗老化機能評価専門委員会(化粧品機能評価法検討委員会)により策定された「新規効能取得のための抗シワ製品評価ガイドライン」に基づいて目尻のシワを評価します。
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色素沈着部位の撮影(カラー画像、UV画像、メラニン画像)による写真評価、メラニンインデックス(MI)やL*a*b*を用いてメラニン量や明度の解析をおこなうことによって、香粧品のシミに対する作用を視覚的、定量的に評価します。
MI等の解析は任意の範囲を指定することができ、精度の高い評価が可能です。
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各種有用性試験・香りの試験・恒温恒湿室の貸し出し(半日:50,000円 1日:100,000円)
・被験者の準備
※測定環境や試験期間、被験者の人数、費用などは試験の内容によって異なりますのでご相談ください。
繊維製品等とヒト皮膚の間に生じる摩擦力を測定します。実際の製品をヒトの皮膚に対して擦って摩擦力を測定しますので、糸の物性としての摩擦係数の影響だけではなく、編み物と織物の構造の違いなどの影響も含めて評価することができます。
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日皮協の試験受託機関である河合研では次のような検定業務を行い、適宜日皮協の会員依頼に対応しております。
※ その他、有効性、刺激性の評価について、会員企業と個別に相談の上、試験実施をしています。
1) 会 員 名 2) 担当者名 3) 電話番号 4) Mail 5) Mail確認 |
6) 試験方法 7) 申込件数 8) 予備テスト 9) 試料搬入予定日 10) 結果ご希望日 |
1) 繊維・繊維処理剤
試料片を7.5mm角に切り、パッチテスト用絆創膏(日皮協より販売)アルセラチャンバーを
使用して皮膚に貼って下さい。
2) 液体・軟膏
液体の場合はパッチテスト用絆創膏(アルセラチャンバー)のアルミのチャンバーに
付属のろ紙を用いて15μlを、軟膏の場合は20〜30mgを貼付して下さい。
3) 粉 体
精製水又は軟膏基剤(白色ワセリン等)に混和し、上記同様の方法で貼付して下さい。
但し、対照とし
て必ず精製水又は軟膏基剤を別の部位に貼付して下さい。
皮膚が触れる事象の多様性から、皮膚の安全性という日皮協の取り扱うテーマは多様な領域に関わってきます。諸々の産業・学問の領域を越えて、自在で有効な研究ネットワークを広げることが日皮協の理念です。これを具体化した中心的活動が技術委員会活動です。技術委員会は、第1分科会(繊維製品の安全性)、第2分科会(香粧品の安全性)、第3分科会(粘着剤・フィルムの安全性)に分かれ、毎年各々のテーマを設定し日皮協の研究費によって研究・討議を行ない研修会でその成果を報告しています。それぞれの分科会活動及び分科会間の交流の中で、自由なプロジェクトが組まれ、異なった分野の研究者が知識をオーバーラップさせ、有効な研究成果を上げるとともに研究者の向上も推進されています。
多彩な技術委員会活動の紹介の一端として、活動成果の公的発表(2000年1月現在)一覧を示します。
※技術委員会活動以外の河合法(レプリカ法)・閉塞法の文献リストは別にございますので、必要な方は事務局までご請求下さい。
3月・9月・10月の年3回定期的に研修会を開催しています。研修会では繊維・香粧品・皮膚科領域の最新情報を提供しています。また、会員相互の異業種交流の場ともなっています。現在、繊維・繊維処理剤・化学原料・香粧品・流通・製薬・洗剤・染織・製紙等の各分野の企業300社及び多数の皮膚科専門医が活動に参加しています。
若手研究者を対象に学術奨励賞・技術奨励賞を設け、研究者の育成を促進しています。奨励賞受賞記念講演会を開催し、受賞者の表彰と研究成果の発表を行なっています。(副賞各500,000円)
日皮協では日皮協ジャーナルを年2回発刊しています。ジャーナルでは、特別講演や受賞記念講演の模様、技術委員会の報告等を掲載し、出席できなかった会員の便宜をはかると同時に、連載講座等も誌上に設けて啓蒙促進をしています。また特集、随筆、新刊図書紹介等を織り交ぜ、日皮協ならではの質と量の情報提供メディアとして評価を受けています。
毎年5月の定例総会後、皮膚に関連する医療・産業分野の最先端でご活躍の方々や各界の著名人をお招きして特別講演会を開催しています。